まんぷく

アップルからまとめて新製品が発表!!

昨年とほぼ同じ時期にAppleの新製品が発表されました。鉄壁だったJobs時代と違って最近eは部品画像が頻繁にリークされたりするので、今回発表された製品も大方の予想通りで、それを超えるようなものはあまり有りませんでした。また個人的にはApple TVの新製品を期待していましたが、まったく触れられずでした。もっともハードの目玉はMac ProとiPadだったので仕方がないような気もします。

今回の発表でまず印象に残ったのはApple製の主要なソフトウェア(iLifeとiWork)が無料化されたことです。新たにハードウェアを購入した場合にのみ与えられるインセンティブではあるのですが、iPhoto、iMovie、GarageBand、Pages、Numbers、Keynoteの6つが標準で付属しているのは魅力的です。特に新たにコンピュータを購入する人にとってすぐに使えるソフトウェアが揃っている事は大きな意味を持つと思います。MS Officeを買うだけでも結構なコストですから。

Web版のiWorksの仕上がりも順調のようでGoogle Docsのように共同で編集出来るようになっていました。Web上で動くのでネット環境が整っている場所であればいつでも書類を修正出来ますし、Keynoteを使ってのプレゼンもどこでも出来るようになるのです。

驚かされたのはなんといってもMavericksです。最新のOS Xがまさか無料になるとは思いませんでした。iOSと同様の戦略に転換してきたようで、速やかに最新のOSを普及させることでプラットフォームの分断化を最小限にし、開発者がターゲットを絞ったソフトウェア開発に注力出来るので、その結果ユーザーがより良いソフトウェア体験出来るという、みんな幸せでなかなかエコな感じです。

しかも2007年に発売されたMacからサポートしているので、かなり多くのユーザーがMavericksをインストール出来るはずです。六年も前のハードウェアで最新のOSが使えるのはユーザーとしては結構うれしいと思います。残念ながら私のMacBook Proは2006年製なのでもうサポートされていませんが。

iPad AirとiPad miniに関しては順当な進化でそれほど驚きはないという意見も散見されましたが、よくよく考えてみると毎年CPUやGPUが倍早くなって、しかも薄く軽くなるのは結構脅威的です。パソコンではちょっと翳りを見せているムーアの法則もスマートフォンやタブレットにはまだまだ通用するようです。組込み向けのマイコンも引っ張られれてどんどん性能が上がっていくのでIternet of Thingsがますます加速していきそうで今後も楽しみです。

ちょっと気になったのが今までのiPadにはA5XやA6Xと特別にグラフィックを強化したプロセッサが使われてきたけれども、今回はiPhone 5Sと同様A7プロセッサだった事。iPadのRetina画面をドライブするにも十分な性能を持つプロセッサになったようで、今後性能に余裕が出てきたらMavericksのメモリー圧縮技術なんかも導入されそう。

その他にもMacBook Proの中身が刷新されて非常にお買い得な感じになりました。Mac Proは実に格好良いコンピューターなのですがお値段もプロ用なのでいざ買うとなると二の足を踏んでしまいまそうです。

なんにしてもアップルのプロダクトは触れてみないと良さがわからないものが多いので、興味のある人はまずお店で実際に体験されることをおすすめします。とりあえず私はiPad Airのどのモデルにするか悩みながら来月の発売を待つことにします。

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tech

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Mac OS X / iPad Air / iPad mini